太田哲雄さんのnativo
太田さんを知ったきっかけはSNS上での著作の紹介。
とある起業家の方が、この本を紹介していた。
アマゾンの料理人 世界一の“美味しい”を探して僕が行き着いた場所
- 作者: 太田哲雄
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2018/01/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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これまでも、その方の紹介で手にした本が面白かったこともあり、迷わず購入(調理場という戦場、究極の疲れないカラダ、リーダーの現場力)。
その行動力にグイグイ引き込まれ、気づけばファンに。
ミーハーな自分について横に置いておいて、
料理人、経営者自身が書いた本の広告効果について考えてみた。
すっかりファンになってしまった私は、バレンタインメニューを目指して実際にお店に行ってしまった。
そのデザートたるや、カカオの魅力を思いっきり堪能することができ、大満足。
ただ、落ち着いて考えてみると、すでに、本による刷り込みが終わっているので、冷静に美味しかったかどうかを判断できているか自信がない。
むしろ、客観的な評価はできないと考えるべきだ。
本やお店で感じた熱気を伝えたいので、必死に周りの人たちにも薦めてしまう。
私とは反対に期待が高まりすぎでがっかりする人も出てくるとは思うが、
本を買って読んだ上でお店に行っている以上、損したと思いたくないので、
強引にでもお店の思い出を納得できるように解釈してしまうはず。
印税の仕組みをよく知らないが、著者が本そのものから得る収入はそれほど大きくないのではないか。
ただ、私のようなファンを獲得し、本業につなげ、著者と思いを共有する仲間の仕事も紹介し、著者だけでなく、その属するコミュニティを盛り上げていく効果がある。
プロの編集者もサポートすれば、著者の歩んだ物語をより面白い読み物に仕立てることもできる。
一本どころではなく、結構取られた感じがする。
千円以上を本代に費やすことを厭わない人をターゲットにするのであれば、
有効な広告媒体ではないかと思うわけである。
ではまた。